ご挨拶
この度は「日本医大“チャレンジ”救急科専門研修プログラムに御関心を頂き、誠にありがとうございます。プログラム責任者として心より御礼を申し上げます。
“チャレンジ(挑戦)”の精神は、本学の高度救命救急センター創設以来、スタッフ全員が共有してきたスピリットです。
『どんなときも人命を第一に、決してあきらめない姿勢』。私たちがずっと大切にしてきた方針です。
この精神を継承すべく、医局員一同、皆さんの期待にお答えできるプログラムを準備してきました。皆さんが将来、理想の救急医に到達できるよう、キャリア形成のための充実した研修環境を提供することをお約束します。
救急医学のフィールドは無限大です。
日々の診療は勿論、地域包括ケアの最後の砦として社会との連携は必須です。また、より多くの人を助けるためには、日々の臨床で感じた疑問を自ら解決する姿勢も重要です。さらには、先生方自身が後進を指導し、わが国の救急医学のレベルを維持し続けることも極めて重要です。医師のキャリア形成において臨床・研究・教育は三位一体なのです。
命の危険にさらされている患者さんに『待った』はありません。時には自己犠牲の精神をもって対処しなければならないときもあるでしょう。しかし、これらの上に得られた成功体験はきっと皆さんの大きな糧になるでしょう。
ぜひ感動する体験を共有しましょう!
皆さんの挑戦のスピリットに期待しています。
2020年5月
プログラム総括責任者
日本医科大学大学院医学研究科外科系救急医学分野教授
(日本医科大学付属病院高度救命救急センター長)
横堀將司