脳神経救急部門

くも膜救急医であり脳神経外科医でもある

最大の特徴は、脳神経外科のサブスペシャリティを持った救急医であるという点です。

初期治療から手術、術後管理までシームレスな治療

一般的な救急では、まず救急医が救急患者の診察や検査を行い診断を下します。くも膜下出血であれば脳神経外科医、急性虫垂炎であれば外科医、骨折があれば整形外科医を呼び、治療を各科の専門の医師に依頼します。しかし当施設では、救急車で搬送されてきた時点から(時にはドクターカーで救急現場から)患者に接触し、手術そして術後管理を行います。このようなシームレスな治療こそが、超重症患者を救命するという挑戦を支えています。

多発外傷には

多発外傷患者の治療方針の決定は、患者の予後に大きな影響を与えます。救急のスペシャリストでありながら、手術を行える脳神経外科、一般外科、整形外科の医師が常日頃からチームで患者を診ているからこそ、一刻の猶予もない超重症患者に対して迅速に的確な治療方針を立てることができます。